「節分の鬼」と「男鹿のなまはげ」
- 鵜木行政書士事務所
- 2019年2月1日
- 読了時間: 2分
更新日:2020年2月12日
こんにちは。
まもなく2月3日、節分ですね。
そして、2月8、9、10日は秋田の人ならご存知、先ごろ、ユネスコ無形文化遺産に登録された「男鹿のなまはげ柴灯まつり」が開催されます。
どちらも“鬼”が主役ですが、意味合いはまったく違うんです。

まずは、節分の鬼ですが、これは暴れている鬼に豆を投げて退治したという言い伝えがあるくらいなので、いわゆる皆さんが想像する「鬼」なんでしょう。
そこから派生し、鬼は厄や災難を表すものとして扱われ、「鬼は外!福は内!」のかけ声にあるように無病息災を願う、現在の豆まきになっていったと言われているそうです。
では、男鹿のなまはげは、「鬼」なんでしょうか?
実は、男鹿のなまはげは、「神様」です。
怠け心を戒め、無病息災・田畑の実り・山の幸・海の幸をもたらす、来訪神なんです。
全国的には、なまはげが言う、「泣く子はいねが~!」なんて言葉があまりに有名過ぎて、鬼と勘違いしている人も多いのではないかと思います。
実際、なまはげさんに会うと「泣く子はいねが~」以外にも色々な質問をしてくれます。
もう何年も前になりますが、私もなまはげさんに会いまして、その時は「ちゃんと早寝早起きして、仕事してるのか?」とか「パチンコやって散財してるんじゃないか?」と聞かれたので、「早寝早起きして、パチンコもやらずに頑張ってます」とお答えしました。
そんなことよりも、なまはげさんの口から“パチンコ”という言葉が出てきたことにビックリしたので、「普段、なまはげさんは山にいるのに、パチンコを知ってるの?」と聞き返したところ、なまはげさんはこう言いました。「山から全部見ているからな」と。
どうやら、なまはげさんには全て筒抜けのようです。
なまはげさん、帰り際にもう一度「山から全部見てるから怠けるなよ」とおっしゃってお帰りになりました。
男鹿では、なまはげ柴灯まつり以外にも、なまはげ体験ができるサービスがあります。
なまはげ体験に興味のある方は、なまはげ館をチェックしてみて下さい。
さて、なまはげさんが山から全部見てるので怠けずに頑張ろう!

出典元:美の国あきたネット
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